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昏睡

眠らせてください。
 
いい天気の週末に、シーツを洗ってお布団を干す。その影で横になり、静かに目を閉じるときの幸福感が好きだった。今日はもう家を出なくていいし、たった今しがた私が行った家事労働のおかげで、今晩の快適な眠りは保障されている。
私を邪魔するものはなにもない、そう思いながら眠りにつく。目が覚めてももう一度眠りにつく。何度目かの覚醒で食事を取り、また眠り、次の覚醒あたりで布団を室内へと取り入れる。それらの途中で、チカチカ光るスマホの画面が目に入る。逸らす。今日の私には必要のないもの。
まだ時間はある。週末はまだ終わっていない。私だけの時間。眠らせてください。